陶芸徒然帳〜雑記2009年12月赤茶盌の焼成 7-2009/12/25 アマチュアで陶芸をされている方から 砂釉について相談を受けたことがありました。 私は普段自分がしていることを その通り説明しました。 その方は、陶芸材料店で 80目と、100目の硅砂を買い求めて、 釉薬を調合されたのですが、 上手く行かないとのことでした。 よくよく考えてみると、 乳鉢で摺ってふるった硅砂は さまざまな大きさの粒子が 含まれているのに対し、 材料店のものは 一定の大きさの粒子のみである為、 非常に不自然なものになっていたのでした。 天然のもの、人間の手で加工したもの、 機械で加工したもの、 言葉で言うと同じでも 全く別のものになってしまうと感じました。 赤茶盌の焼成 6-2009/12/09 赤楽の釉薬に 砂釉(すなぐすり)と 呼ばれているものがあります。 少し粒の粗い砂状のものが まじっているのですが 釉薬の分厚い部分や、 流れのたまったところに白く残ります。 又、釉薬の薄い部分は 少しざらめきとして残ります。 私の作品は砂釉を用いることが多いのですが、 この原料には地元の山の砂を用いています。 砂状のものを乳鉢で擂り 100目または80目程度のふるいで ふるったものがよい結果が得られます。 この砂を混ぜることによって 釉薬が少し黄みを帯び 黄土の発色が私の目指す色となります。 |
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