陶芸徒然帳〜雑記2009年8月窯場風景 15-2009/08/30 まだ梅雨の頃、 雨水のたまったバケツに 黒いゴマ粒のような核のある ゼリー状のつぶつぶが くっついていました。 そのうち黒い核がピクピクと動きはじめ、 やがて沢山のおたまじゃくしになりました。 少し大きなカメに移し、金魚の餌を与えていると、 しだいに後ろ足が出、前足も出てきました。 今、しっぽのある蛙になっています。 卵をため池に産みつけていたら、 鯉や鮒に食べられてしまっていたものが、 天敵の居ない、 そして餌も充分与えてもらえるカメの中は、 彼らにとって天国だったのかもしれません。 窯場風景 14-2009/08/17 夏の今頃、からす瓜の白い花が咲きます。 夕暮時分の短い時間しか咲かないため、 目にすることは少ないと思います。 そして晩秋にはあざやかな朱色の実が成ります。 この純白の花からも、朱色の実からも、 烏を連想することはとても出来ません。 「たいして美味でもない実なので、 烏のえさ程度にしかならない。」 と言うことで からす瓜の名が付いたとも いわれていますが、 これは烏に対して失礼な話です。 烏はとても頭の良い鳥で、 そんなまずいものは食べませんし、 実際、烏につつかれたからす瓜を 見た人はまず居ないと思います。 では、なぜからす瓜と言うのでしょう。この名前の由来は、 漢字の「唐朱瓜(からしゅうり)」のようです。 「中国の朱墨のように美しい朱色の瓜。」 これが訛って 「からす瓜」となったようです。 窯場風景 13-2009/08/07 窯場に「たま虫」が飛んできました。 最近は見る機会が 少なくなってきましたが、 昼間、どこからか飛んできて 又どこかへ飛んで行ってしまいます。 20年程前には、 クワガタ虫や甲虫も とても沢山いました。 特に甲虫は夜になると光に群がり、 外灯の周りや家の網戸に 何匹も集まってきました。 今はとても貴重になってしまった その姿を見かけると 嬉しくなってきます。 |
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