陶芸徒然帳〜雑記2010年11月茶盌の事 11-2010/11/22 稲妻(いなづま) 朱釉黒茶盌 在印 表千家四代江岑宗左(こうしんそうさ)銘 やや堂締めで、朱釉が高台脇にまで流れ、 その景色にてこの銘が付けられた。 鳳林(ほうりん) 赤茶盌 土見無印 表千家四代江岑宗左による銘 金閣寺鳳林和尚所持による銘 鵺(ぬえ) 赤茶盌 総釉 表千家六代覚々斎宗左(かくかくさいそうさ)銘 胴部に赤黒く発色する窯変があり、 その火変わりを怪しげに見ての銘 若山(わかやま) 赤茶盌 土見 表千家七代如心斎宗左(じょしんさいそうさ)銘 この茶盌が今の和歌山県にあったため、 その文字を変えての銘といわれる。 茶盌の事 10-2010/11/13 獅子(しし) 黒茶盌 在印 表千家七代如心斎宗左書付 黒釉の中に白い幕釉が見どころとなっています。 升(ます) 黒茶盌 土見在印 上から見た口の形が 丸みを帯びた四角形となっておりその形状から この銘が付きました。 千鳥(ちどり) 黒茶盌 表千家六代覚々斎宗左(原叟 げんそう)銘 茶盌の胴部に黒釉がかからず 透明釉になっている部分があります。 その形が千鳥に似ているところから この銘になったといわれています。 茶盌の事 9-2010/11/09 先に述べた「長次郎七種(利休七種)」と同じように 楽歴代随一の名工であるといわれる 三代のんこう(道入)作の茶盌を七盌選出し、「のんこう七種」と呼んでいます。 表千家九代了々斎(りょうりょうさい)宗左 (安政四年1775年〜文政八年1825年)が 大阪の茶人、稲垣休叟 (明和七年1770年〜文政二年1819年)等と 協議の末選出しました。 次にその七盌の事を述べたいと思います。 |
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